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2008年06月19日 …【明朝体デザインの「キモ」とは】

明朝体デザインの今後(4)

明朝体はひとつの書体様式である。書体様式と実際の字形はきわめて密接な関係がある。したがって他の書体で表現された文字を明朝体に置き換える場合,書体特性を勘案した形状変換が必要になる。
自分の氏名を正確に書く場合には楷書で書くように言われる。しかし表示の標準書体は明朝体である。したがって両者に一対一の対応関係が求められるのは当然である。

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たとえば「令子」さんが楷書で「令」を書けば上図の真ん中の字形になろう。小学校で教えられる文字であるから紛れはない。したがって,これを明朝体で表現した場合には右の字形になることも当然である。常用漢字であり,この字形が「常用漢字表」に示されているのであるから常識の範囲である。
ただ常用漢字表の(付)「字体についての解説」の2,「筆写の楷書では,いろいろな書き方があるもの」では明朝体風の字形も認めている。小学校では×になるはずだから,やや問題があることを指摘しておきたい。
それでは,同図左下の明朝体字形は楷書ではどう書かれるのであろうか。楷書とまったく同字形であるから真ん中の楷書の「令」に関連付けたいが,本当にそれでよいのであろうか。
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これと同様の事例として左図に示す「北」がある。本来は右の字形はあり得ない。なぜなら,この字形は楷書の字形と同一であり,この明朝体字形が左の字形に他ならないからである。
ここにも明朝体字形の混乱の典型的な一例がある。

posted by gen : 2008年06月19日 22:26

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