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2008年02月18日
…【表外漢字字体表の「字形問題」】
その7:部分字形「瓦」について
順番から言えば「非」についての分析となるのであるが,これについてはすでに詳細に論述した。したがって,ここでは問題として指摘した最後の「瓦」を取り上げる。
部分字形「瓦」を持つ文字は「甑」(ただし偏は「曾」)であるが,この「瓦」の字形は平成明朝体の標準字形とは異なる。つまり平成明朝体を採用するにあたって,この部分字形のデザインを変えたわけである。

上図の左側4文字は標準の平成明朝,右が表外漢字字体表の例示文字である。意識的に瓦の字形を変えたことがわかる。標準の平成明朝においても全字形の瓦は曲げハネであるが,他の,旁に用いる瓦の字形はカギハネになっている。もちろん曲げハネとカギハネの違いはデザイン差であり,書体ごとのコンセプトで決められる範囲であることは論を待つまでもない。
ただし標準の平成明朝においても,脚に使われる瓦字形は曲げハネとカギハネが混在し,統一されていない恨みがある(下図)。

posted by gen : 2008年02月18日 23:35