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2007年11月01日 …【最近の話題】

異体字生成の法則はあるか

閑話休題。
世の中には面白い法則があるものである。10月31日付け日本経済新聞夕刊1面コラム「明日への話題」では,脳研究者の池谷裕二氏が担当して書かれているが,その中で言語学者のペイゲル博士の最近の研究成果を紹介している。
それによると,ペイゲル博士は100以上の印欧語の単語を丹念に調べた結果,「使用頻度の低い単語ほど変化が速く,その半減期は使用率の平方根に比例する」ことを突き止めたという。
これは表音文字圏の単語の発音に関するものだが,それでは漢字の字形変化はどうだろう。ペイゲル博士の研究対象は「半減期」という表現に示されるように時系列的に変化していく語であるが,漢字の異体字というものは時代を超えて並存するものもかなり多いので同じモデルでは扱えないことは自明である。
しかし漢字の異体字の傾向について,統計手法を用いたマクロ分析をしてみるのも意義があるのではないか。たとえば異体字が多い漢字と少ない漢字を使用頻度別に比較したら,何か相関関係が得られるかどうかという類のことである。この種の研究はすでになされているのかもしれないが,寡聞にして知らない。ぜひ知見をお持ちの方に教えていただきたいと思う。

posted by gen : 2007年11月01日 21:32

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