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2007年09月11日 …【最近の話題】

ケータイが辞書代わり?

少し日にちがたってしまったが,今月8日の日本経済新聞朝刊に「漢字調べ、若者は携帯で」という記事が載った。

ケータイが辞書代わり.jpg
漢字の書き方がわからないときに,二十代の若者の約八割が携帯電話の漢字変換機能を用いて調べているということが,文化庁の「国語に関する世論調査」でわかったというのである。これにはあらためてビックリさせられた。
たしかに最近のケータイの文書作成支援機能は非常に便利になってきて,最初の二,三文字を入力すれば多くの候補文字が次々に現れるから,「辞書代わりになる」というのも頷ける。しかしケータイの画面では文字によっては一点一画までは正確に表示されない。いい加減さがますます助長されるのではないかと心配になる(写真は同記事より転載)。
しかしそれよりも,数多くの漢和辞典を,あたかも自分の身体の一部のように使っている身にとっては,そもそもケータイで漢字を調べるなどということ自体,とても考えられなかったことだ。ケータイさえあれば写真も撮れるし音楽も聴ける。テレビまで見られるものも多くなった。そろそろ電子辞書機能としても本格的なものが搭載されるかもしれない。しかしそれで本当によいのだろうか。
この日経の記事の中で,日本漢字教育振興協会の土屋理事長はのつぎのように分析している。
学校現場で辞書を日常的に使わせる習慣が薄れ,漢字の成り立ちや面白さを伝えられる教員が少なくなっている。これが若者の辞書離れを招き,携帯電話に走らせている要因のひとつではないか。
私たち文字に関わるものは,漢字は面白いということをわかってもらえる教育の重要性をつねに念頭に置いておくべきだろう。

posted by gen : 2007年09月11日 22:50

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