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2007年04月20日
…【最近の話題】
『名家による尺牘と臨書作品』展を見る
今日は根岸の書道博物館で4月22日まで開催されている『名家による尺牘と臨書作品』展を見に行った。例の一階から二階の吹き抜け部には,顔真卿書と伝えられる「裴将軍詩」を中村不折が臨書した大作が掲げられていたが,さすがにうまい。よくもこのような超大作をバランスよく書けるものである。人並みはずれた造形力を持っていたことがよくわかる。
しかし顔真卿「裴将軍詩」そのものの構成力もすばらしい。何よりも,楷行草が文字ごとに混在していながら全体として見たときの違和感はまったくないのである。書体の統一感とはいったい何かについて,あらためて考えさせられた。
もっとも漢字仮名交じりの明朝体というのは,実は楷書と草書の混在とも言え,書体における「統一感」の定義も簡単ではないということである。
posted by gen : 2007年04月20日 23:07